思想家Tの人生デザイン

大企業社員&思想家の20代が日々感づることを綴ります

詐欺師やカルト宗教の信用を得る手口

みなさんこんにちは

思想家Tです。

今日は、詐欺師やカルト宗教の信用を得る手口を紹介したいと思います。

ちなみに私は某宗教信者です。

カルト宗教の手口に関してはかなり熟知していると思います。

突然ですが、あなたは神の奇跡を自在に起こせる人っていると思いますか?

「そんなのいるわけねーだろ」

そう思う人が大半ですよね。

続いて、神の奇跡を起こせる人は存在すると信じている人はいると思いますか?

「それは、宗教信者とかならそう思っているんじゃないですか?」

やはり、そう思う人もいるともいます。

さて、大半の人が信じることのないことを信じ込まされている人はどうやって信じ込まされていると思いますか?

答えは、ありえないことでも信じ込ませることができるマニュアルが存在するからです。

このマニュアルをビジネスに応用すれば卑怯なほどに成果をあげられます。

他社製品と同等の性能の自社製品を他社製品より優れていると思い込ませれば、どんな商品であっても売ることができます。

恐ろしいことに、あなたの周りですでにこのようなノウハウは使われています。

そのため、多くの人が必要のないものを買わされています。

これを抑制するためには、売る側の仕組みを理解しなければなりません。

ということで、今回は下記の本をもとに解説していきたいと思います。 

 

 

 

1.好感度抜群の自己紹介

人から信用を獲得するには2つの理解が必要です

1つは、聞き手が話し手を理解すること

もう1つは話し手が聞き手を理解していると示すことです。

これらの内容をうまえた上で、誰でもある要素を付け加えるだけで好感度抜群の印象を与えられる自己紹介ができます。

そのある要素とは、子供時代の話です。

ただ単に、子供時代の話をするのではなく、子供時代のあるエピソードから今の仕事を行う使命感を感じたという流れにしてください。

子供時代は誰であっても純粋な心を持っています。

子供時代の話をすることで、あなたが純粋な心の持ち主で、誠意を持って仕事に取り組んでいるという印象を与えることができます。

 

2.信用されやすい誉め方

人から信用を得る上で相手を褒めるということは最高の手段の1つです。

当てずっぽうの適当な誉め方でも相手は自分を理解してくれていると勘違いします。

その中でも、この本に紹介されていた効果的な誉め方を3つ紹介します。

 

2−1.机の上に置いたものを褒める

これは、誰かと席をともにするときに相手が机の上にものを置くときってあると思います。

机にものを置くということは、相手の思い入れのあるものであったり、大事なものである確率が高いです。

そう言ったものを褒めると、相手は心を開きやすくなります。

 

2−2.他者からの伝聞として褒める

目の前の人から誉められるより、他の人が誉めていたことを聞かされる方がその人に刺さる可能性は高いです。

自分だけがそう言っているのではなく、他の人も言っているということを伝えることでリアリティが増します。

逆に言えば、悪口も直接言われるより、間接的に言われる方がダメージが大きくなるので注意してください。

自分が嫌われないように、他者が言っていたというふうに伝えてしまうと、相手にとってはより傷つく原因になったりします。

間接的に伝えるのは褒め言葉だけにしてください。

 

2−3.相手の言ったことを覚えておく

人は自分のことを好意的に思ってくれている人に好意を抱きます。

ふとしたときに言った一言を覚えてくれていると、その人の好感度は上がります。

さらにその一言を褒めることにつなげると効果は絶大です。

 

3.神の奇跡を起こす方法

あなたはユリゲラーという1970年代に一世を風靡した超能力者をご存知でしょうか?

知らない方も多いと思いますので、簡単にエピソードをご紹介いたします。

ユリゲラーはあるテレビ番組で「ご自宅にある壊れた時計を持ってきてください。そしてそれに向かって直れと念じてください」と言ったそうです。

すると、その番組当てに次から次へと時計が直ったという連絡が来たそうです。

このエピソードからユリゲラーは画面越しでも力を発揮できる本物の超能力者だと言われるようになりました。

しかしこの本では、それにはトリックがあったと書かれています。

あなたはユリゲラーがどんなトリックを使ったかわかりますか?

当時、1970年代の時計は内部の油が固まって起きる故障が多かったそうです。

倉庫の奥底にあった時計が久々に取り出された際に物理的な衝撃が加わって直ったのと、直れと握りしめたことによって、固まった油が熱で溶け、動くようになったという理由が考えられるとこの本には書いてあります。

「そんな都合よく時計が動くか?」

もちろんこれで動きだした時計はほんの一部でしょう。

ユリゲラーが出ていた番組の視聴率は30%でやく760万世帯の人が試聴していたそうです。

ユリゲラーのいうことを聞いて本当に壊れた時計を持ち出して実行した人が0.1%ほどいたとすると、7600世帯になります。

そのうち、1%の人が面白半分でも電話をかけてしまえば電話が殺到したとなります。

当時はSNSなどは流行っていなかったので、「うちの時計は動かなかった」というような意見はもちろん世の中に出回りませんでした。

本当に偶然の奇跡で動いた数件の時計にスポットが当てられ、奇跡が演出されたのです。

0.1%の奇跡も1000人に試せば、1人には当てはまる計算になります。

人は信じたいものを信じる生き物ですから、難病が治るなどの病気を抱えて苦しんでいる人には信じたい事柄に対してはとことん信じてしまいます。

宗教の勧誘には難病を抱えた家族がよく狙われます。

奇跡の水と称された水道水を飲んで何らかの他の要因で病気が治ったとしてもそれは奇跡の水のおかげだとなるのです。

こうやって宗教にハマっていく人もいることでしょう。

また、それを飲んで治らなかった人はそもそも宗教から出ていくと思われるので、信者の中の奇跡体験率は格段に上がることになります。

そうやって宗教団体は大きくなっていきます。

本当に奇跡は起きていることもありますが、こうやって演出することも可能だという事実も知っておく必要はあります。

これは宗教に限ったことではありません。

劇的なダイエットビフォーアフターなども、そのダイエットプログラムを受けた中の一人か二人には結果が出て奇跡のように変貌を遂げた人もいることでしょう。

勧誘の手口としてはそこを狙ってあたかもみんなできますよという体で勧誘をしてきます。

情報商材ビジネススクールも同じです。

ここであなたに伝えたいことは2つです。

・人は信じたいものを信じます

・あらゆる奇跡は演出が可能です

以上のことから、演出可能な再現性のない奇跡を簡単に信じ込んで騙されたということにはならないように気をつけましょう。

逆に言えば、そうやって人から信用を得ることができますので、悪用しない範囲で実行してみてください。

 

まとめ

みなさんいかがでしたでしょうか?

信用を得る方法は色々ありますが、人から好感を持たれるように生きていくことがこれからのみなさんの人生において重要だと思います。

今日の内容を少しでも頭に入れて実践できる方は実践していってください

それではまた