思想家Tの人生デザイン

大企業社員&思想家の20代が日々感づることを綴ります

未来に先回りする思考法

みなさんこんにちは

思想家Tです。

みなさんは未来についてどう考えますか?

不安、希望、あるがままなど考え方は人それぞれだと思います。

どういう思いを持つにせよ、言えることは一つ。私たちは未来を正確に予測することはできないということです。

しかし、そのような状況でも未来をある程度予測することは可能だと思います。

そして、それができるようになると人生が豊かになると思いませんか?

ということで、本日紹介する本はこちらです。

 

そのままのタイトルとなりますが、未来を先読みして、人生を豊かにしていこうという内容です。

早速、印象に残った内容を共有したいと思います。

 

 

1.不確実性を受け入れる

かの有名なGoogle社には20%ルールというものが存在するそうです。

これは、業務時間のうち、20%を自分の好きなプロジェクトやアイディアに費やしても良いというルールです。

一見、このようなルールは余裕のある企業の福利厚生のように感じるかもしれません。

しかし、ここにはGoogle社なりのリスクヘッジが隠れています。

Google社を率いるような優れた経営者でも判断を誤ってよくない方向に事業が進んでしまった時のために、20%の業務で良い方向に進んでいる事業を残しておきたいという狙いがあります。

どれだけ経験をしてきたとしてもこの世界の不確実性から逃れることができないということを理解した素晴らしい戦略の一つだと思いました。

一見すると合理的に思える選択一つに全てを委ねることは最大のリスクであるということを私たちは肝に銘じなければなりません。

 

2.合理性は後付け

人間は、意思決定において合理的に判断しているように錯覚しています。

社会は、人間が現実を正確に認識でき、論理的に説明できることを前提に作られています。

しかし、現実の複雑さは人間の理解を超えているため、人間の認識は何度も裏切られます。

人間は、その後、後付けで合理性を作ることで理解できたようにしてきました。

人のつくりだす論理は、情報の不足と理解力の限界によって、完璧なものにはなりえません。しかし、社会は「論理的であること」を判断の前に求めるので、しかたなく後から、それらしい理論をくっつけて「理解できている」ことにしておかないと機能しないのです。

本当の意味で合理的な判断がしたいならば、非合理的なものを許容しなければいけません。「わからないものはわからない」ことを事前に理解しなければならないというパラドックスから、人間は逃れることはできません。だからこそ、まず自分自身の認識すらも誤っている可能性を常に考慮に入れた上で意思決定をする必要があります。ひとたび動き出せば、新しい情報が手に入り、「認識」は随時アップデートされていきます。将来的に新しい情報が得られるであろうことを考慮に入れた上で、一定の論理的な矛盾や不確実性をあえて許容しながら意思決定を行うことが、未来へ先回りするための近道です。

 

3.評論家になるな、実践者たれ

現代は「行動する人」が多くを得る時代です。情報と資本の流動性が高まった現代において、かつて100年かけて起こっていた変化は、3年で起こるようになりました。かつての成功パターンは、すぐに時代遅れの古いものになってしまいます。知識は、得た瞬間に陳腐化をはじめます。また、知識を詰め込んで記憶することの価値も、ネットのおかげでどんどん薄れています。これからの時代を生き残るためには、変化の風向きを読み、先回りする感覚が常に必要です。そして、その方法は検索しても出てきません。変化を察知し、誰よりも早く新しい世の中のパターンを認識して、現実への最適化を繰り返しましょう。そのために必要なのは行動すること、行動を通して現実を理解することだけです。

 

まとめ

この本を読んで、具体的に何をすればよいかということは掴めませんでしたが、とにかく知識を詰め込むだけでなく、行動していくことが大事ということが心に残りました。

未来を先回りすることは不可能だから、自分が描いている未来に向かって行動し、それが正しいと思えるように結果を追求するという考え方をしていく必要があるのかなと思います。

私たちの人生は何が起きるか本当にわかりませんが、それを不安に思うだけでなく、こうしたいという希望を持って行動していける人間になっていきましょう

それではまた。