自分の<ことば>を作る あなたにしか語れないことを表現する技術
みなさんこんにちは
思想家Tです。
10年に1度の寒波が押し寄せて、寒い思いをしていることと思います。
自分が住んでいる地域も雪が凍り、道路はスケート場のような感じになっています。
くれぐれも事故には気をつけましょう。
それでは、本日はこの本を紹介したいと思います。
↓「自分の<ことば>をつくる あなたにしか語れないことを表現する技術」↓
1.本を読んで学んだこと
①オリジナリティはやり取りの中で生まれる
②自分ごととして捉える
③絶対的な客観は存在しない
2.所感
2−①オリジナリティはやり取りの中で生まれる
人は成長する段階において、社会や文化の影響を受けています。
つまり、客観的に物事を捉えようとしても、その人なりの主観が入ってしまいます。
自分は、オリジナリティがないと思っている人でも、自分を通して発せられるものは全てオリジナルなものであるといえます。
創造とは借りて、盗んで、返すというプロセスを繰り返す中で生まれるという内容がありました。
音楽や芸術なども独創的な発想で作られたものももちろんありますが、何かしらの参考になるものがそれぞれあると思います。
そういった意味で、自分一人で深く考えを巡らせるだけではオリジナルなものは生まれないと言えます。
他者とのやり取りの中で少しづつ芽生えていくものがオリジナリティだということです。
2-②自分ごととして捉える
世の中の出来事や周囲の出来事にできるだけ関心を向けるということです。
表現するということは、自分のことはもちろん周囲で起きる出来事も表現の内容に入ってくるはずです。
その際に、全く自分ごととして考えていない人は何も感じないので、自分の言葉で表現することができないです。
自分には関係ないからいいではなく、自分だとこう対処するだとか、どう感じるかっていうのを普段から考えることで表現する内容や深さが変わってくるはずです。
2−③絶対的な客観は存在しない
少し、ズレた内容になるかもしれませんが、深く自分の中に残ったので共有します。
よく、会社の報告や論文を記述する際には客観的なデータを基に内容を記載するようにということを言われると思います。
私は理系出身なので、よく実験をしてそのデータを基に色々と主張を行っていました。
その中で、感じたことはあらかじめゴールがあってそのゴールに沿うようにデータを解釈していたということです。
もちろん全く違うデータになった場合はそのようなことはできないのですが、明らかにそこには主観が入っているなと感じていました。
世の中には多くの研究結果がありますが、ある程度研究者の思いが込められていると感じます。
このように、世の中には様々な情報が溢れていますが、その裏には発信者の主観が入っているということは忘れないようにしてほしいと思います。
3.まとめ
技術的な解説本ではなく、本質的な部分で自分の考えを変えてくれるような内容でした。
この本を読んで思ったことは、ネットの情報を言ってるだけとか、誰かが言ってたことを真似しただけとか言われる機会がありますが、そこに自分の思いが少しでも入っていればそれは、自分の主張であると言っていいということです。
もちろん限度はありますが、他者との対話や情報のインプットする機会を通して自分なりの意見や考えを持ちそれを発信すること。これを繰り返すことによって自分なりの表現方法が出来上がっていくのではないでしょうか。
みなさんも、自分なりの表現する技術というものを自分の中で試行錯誤しながら育ててみてはどうでしょうか。
それではまた。