思想家Tの人生デザイン

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【マーフィーの法則】知らないと損する潜在意識の使い方

みなさんこんにちは

思想家Tです。

みなさんは、潜在意識を知っていますか?

なんとなく聞いたことがあるけど、怪しい人が言ってる言葉とか、そんなの信じないとか様々な反応があると思います。

今日も、ある本をもとに潜在意識をわかりやすく、胡散臭くないように説明したいと思います。

今日、紹介する本はこちらです

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「マーフィー100の成功法則」

それでは説明していきます。

 

 

 

1. 二人の著者紹介

この本は大島淳一という人がマーフィーの法則をまとめている本です。

そこで、マーフィと大島淳一という二人の人物について簡単に紹介したいと思います。

 

ジョセフ・マーフィー

マーフィーはアメリカで活躍したイギリス人の講演家です。

元々は牧師さんで、教会で潜在意識について講演をしていたところ段々と知れ渡り、世界的に有名な講演家となりました。

神とか宇宙とかの話が多いのは元々、牧師として生活していたためです。

牧師として世界的に有名になるというのは、当時は携帯もPCもない時代だったので、素晴らしい内容を話されていたんだという裏付けにもなります。

 

大島淳一

彼の名前は仮名です。

本名は、渡辺昇一と言います。

すでに亡くなっていますが、上智大学で英語学者として名誉教授になり、さらにミュンスター大学の名誉哲学博士であったという、スーパーエリートです。

では、なぜそんな人が仮名を使って本を出しているのでしょうか?

彼がマーフィーに出会ったのは1950年代でした。

その時、彼が疑問に思っていたことは

「なぜ、頭も良くて真面目に生きている人が幸せではないのか?これは、不公平ではないだろうか。でも、なんとかして幸せになりたいな。」

そのような疑問を持っているときに、マーフィーに出会ったそうです。

マーフィーの考えに衝撃を受けた渡辺さんはなんとかして日本にこの考えを広めたいと考えました。

しかし、その時は戦後まもない時代で、まだ20代だった渡辺さんの発言は世間は聞く耳を持たないだろうと考えました。

その時に考えついたのが、大島淳一という年齢不詳の人物によって本を出すことでした。

しかし、この本はなんと渡辺さんが70代の時に出した本です。

その当時に出した本もあるのですが、この本は渡辺さんが50年間の経験を盛り込んだ充実した内容になっています。

 

2. 潜在意識の正体

ざっくり分けると人の意識は顕在意識と潜在意識に分けられます。

まとめると以下のようになります。

 

・顕在意識(3〜10%)

自分で認識できる心の声など

・潜在意識(90〜97%)

普段意識できない無意識の領域

→コントロールが難しい

 

人間は、圧倒的に潜在意識のパワーの方が大きいのです。

このように、潜在意識は自分では意識できない意識ですので、マーフィーの法則では神の意思や宇宙の意思と表現しています。

潜在意識の特徴をもう少し具体的に3つほど紹介していきます。

 

2−1. 否定語が効かない

潜在意識は否定語が効かないので、〇〇をするなを〇〇をしろと解釈してしまいます。

授業中に、嫌な質問がきて「あたるなあたるな」と願っている時に限って、先生から当てられるのは、潜在意識が「当たれ当たれ」と解釈をし、無意識的に当たるような目立つ行動をとってしまったりしているわけです。

マーフィーの法則の中の有名な言葉で

「トーストを落とすと、バターを塗った面が下に落ちる。しかもその確率はカーペットの値段に比例する」

というものがあります。

これを解説すると、カーペットの上にトーストを落としたくないのは当然ですが、それを強く思う(カーペットの値段が高い)ほどバターを塗った面が下になって落ちてしまう。

つまり、起こるな起こるなと思うことで、起れ起れと潜在意識は解釈し、そのような結果が導かれるわけです。

これは、真面目な性格をしている人にありがちなのですが、「怒られたくないから頑張る」や「迷惑をかけたくないから頑張る」などの苦痛回避型の思考をしている人が多いです。

このような考え方だと、常に「怒られたくない」や「迷惑をかけたくない」という考えをしてしまうため、結果として怒られたり、迷惑をかけたりしてしまいます。

私もこのような考えをしていたのですが、考え方を目的思考型に変更したところ、楽になっていきました。

目的思考とは「〇〇がしたい」「〇〇が欲しい」といった肯定的な考えで物事に取りくむ考え方です。

この考え方に変えることで、物事がうまく進みやすくなったと感じるので潜在意識がうまく使えているのかもしれません。

 

2−2. 他人と自分の区別がつかない

これはなんとなくわかる人が多いでしょう。

日本の諺で「人を呪わば穴ふたつ」という諺があります。

これは、人の不幸を願うと自分にもその不幸が降りかかるという意味です。

あなたは、ゴルフプレイヤーのタイガーウッズの逸話を聞いたことはありますか?

タイガーが優勝争いをしていたプレイヤーがいて、そのプレイヤーがパターを外せばタイガーの優勝が決まるという状況があったそうです。

そこで、タイガーは何を考えていたでしょうか?

それは、パターが入れと考えていたそうです。

のちのインタビューでタイガーは「入るなと願っていたら、マイナスの考えの戦いになってしまう」と答えていたそうです。

この逸話からもタイガーが潜在意識をうまく使っているということが言えます。

 

2−3. 変化を嫌う

潜在意識みたいな巨大なパワーがコロコロ変わってしまったら大変ですよね。

意識について学んだことがある人はホメオスタシスという言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。

これは、恒常性と言って、意識を一定に保とうとする働きです。

このホメオスタシスの効果によって潜在意識も簡単には書き換えられないようになっています。

しかし、潜在意識をうまく変えることは可能です。

その内容は次に説明します。

 

3. 潜在意識の正しい使い方

潜在意識をうまく使う方法は

①寝る前と寝る直後に

②自分が叶えたい願望を叶えた時の自分をなるべくリアルに思い描き

③それが現実だと勘違いするくらいに繰り返し刷り込む

ことです。

それぞれ解説していきます。

 

①寝る前と寝る直後に(タイミング)

まずは、タイミングですが、寝る前と寝る直後というのは潜在意識が顕在意識を上回っている時です。

このタイミングで自分の願う姿を刷り込むことで潜在意識を変えることができます。

顕在意識が有利な状態で叶えたい願望をイメージするとどうしても、自分には無理だという否定の感情が入ってしまいます。

一方、寝る前や寝る直後の夢見ごごちの時にイメージすると、否定の感情が少ないので潜在意識に入っていきやすくなります。

 

②自分が叶えたい願望を叶えた時の自分をなるべくリアルに思い描き(願望を思い描くコツ)

あなたはイチローが小学生の時に書いた将来の夢についての作文をご存知ですか?

そこには、入りたい球団、契約金、ドラフト何位かまで事細かく記載されていました。

もちろん、イチロープロ野球選手になれたのは、ただ夢を思い描くだけでなく努力をしたからでありますが、そこにリアルに思い描いた夢があったことも事実です。

ただ、プロ野球選手になりたいと思う人よりは、どの球団に入って、どんなことをしたいかまで思い描ける人の方がプロ野球選手になれる確率は上がります。

しかし、イチローのように具体的な夢を思い描くことが難しい人もいますよね。

そういう人におすすめなのが心の映画法です。

これは、自分が思い描く願望を映像としてイメージすることです。

単に、タワーマンションに住みたいと願うよりは、自分の理想のタワーマンションを思い描いた方が具体的に部屋の広さや、レイアウトを思い浮かべることができるはずです。

何を願うのもタダです。願いがない人も何か自分がなりたい姿があるはずです。

 

③それが現実だと勘違いするくらいに繰り返し刷り込む(潜在意識への刷り込み方)

マーフィーの法則では「願望を潜在意識に引き渡しましょう」という教えがあります。

願望を潜在意識に引き渡すには繰り返し、潜在意識に投げかける必要があるのですが、それが完了したとわかる基準があるのでそれを説明します。

その基準は体の感覚が変化することです。

本の中ではゾクっとする感覚と書かれていますが、自分の夢を思い浮かべるだけで、興奮してきたり、手汗をかいたりすると意識によって、無意識を変えたと言えます。

 

4. 潜在意識を敵に回すNG行為

ここまでは、潜在意識の使い方を紹介してきましたが、最後にやってはいけないことを2つ紹介したいと思います。

 

4−1. 間違った言葉で願う

いきなり例ですが、お金持ちになりたいはアウトです。

なぜなら、お金持ちになりたいと考えることは、今お金持ちではないということに焦点を当ててしまっていることになります。

潜在意識は過去・現在・未来の区別がつきません。

そのため、願望で潜在意識に投げかけると逆の現実を刷り込むことになるのです。

一方で、イメージだけにするとマイナスの意識が入り込まないので楽です。

それでも、イメージだけでなく、言葉で投げかけたい人は、現在完了形か現在進行形で言うようにしましょう。

お金持ちになりたいではなく、お金持ちになった、お金持ちになりつつあるです。

または、単語だけをイメージするのも良いです。

富や裕福といった言葉だけならマイナスイメージが入りませんので有効です。

 

4−2. 人の夢を否定すること

誰かが、夢を語ったときに「そんなのできっこない」とか「この人の夢は叶ってほしくない」と思ってはいけません。

潜在意識は自分と他人を区別することができないので、自分の潜在意識に夢が叶わないと刷り込むことになります。

潜在意識に限らず、人の夢を否定する人はなんらかの形で自分に返ってきます。

私は最近、嫌なことがあるとその人のことを考えてむかついたなと1日を振り返っていました。

あいつのやることは全て失敗すればいいとまで考えていました。

そうすると、自然と自分の仕事においても失敗が多くなっていきました。

心を改め、他人の言動などに対して負のイメージを持たないように気をつけたところ、心身ともに充実して、仕事においては社長表彰をもらうことができました。

他人の夢を否定する人は不幸です。

逆に、他人の幸福を祝福できる人は幸福です。

 

まとめ

みなさんいかがでしたでしょうか?

マーフィーの法則に少しでも興味を持っていただけたでしょうか?

そんなのおかしいわ、みんな願っているのに叶う人は僅かではないか

と思う人もいるかもしれませんが、その考えが潜在意識に刷り込まれているのです。

潜在意識を味方にするのは大変なことなのです。

しかし、やることはいたってシンプルです。

潜在意識が有利な状態で自分のなりたい姿をイメージするだけです。

その中で、できっこないという考えが入る隙間もないくらい思い続けるのです。

無料で簡単にできることなので、みなさんも始めてみてはいかがですか?

それではまた