思想家Tの人生デザイン

大企業社員&思想家の20代が日々感づることを綴ります

洗脳を行う方法【完全教祖マニュアル】

みなさん、お久しぶりです。

思想家Tです。

最近は、人間っていろんな情報に動かされているんだなとつくづく感じます。

なぜかというと、コロナウィルスに関するデマ情報に踊らされて商品を買い溜めしたり、様々な都市伝説に流されている人たちを見たからです。

かく言う私もコロナ都市伝説には色々と影響を受けてました笑

 

そこでふと、「これって洗脳されているんじゃないか?」と思ったことがきっかけである本を読んでみました。

 

その本がこちら↓

 

 

今日はこの本の解説を混ぜつつ、私の意見を述べたいと思います。

 

 

 1. 宗教ビジネスの凄さ

宗教ビジネスとは本来は全く価値のないものに信仰という付加価値をつけることによって、価値を見出すことが可能になるものです。例えば、高級車は一般的に車の価値があるからこそその中で性能の優れた車に価値が出ます。

しかし、パワーストーンや壺など一見、一般的にははなんの価値もない物が信者には何百万円の価値にもなるのです。

 

2. 宗教団体の作り方

みなさんに宗教を作れと言っているのではありません。宗教団体の作り方を知ることで騙される機会が減りますし、コミュニティを作る上でも応用できます。

 

2−1. 神を作る

宗教には絶対必要な神様ですが、必ずどの宗教も神を信仰しています。

しかし、今から神を作ると言ってもなかなか難しいところです。

みなさんはキリスト教や仏教に分派が数多くあるのを知っていますか?

ほとんどの宗教は主要宗教に付随するような教えをしています。

それは、宗教が時代にあった教えを行うためには進化する必要があるからです。

そのために主要宗教の神を崇めつつ教えをアップデートした内容を持てば、神はそのままの状態で新たな宗教団体を立ち上げることができます。

 

2−2.教えを作る

教えを作る方法としては、

・社会的に不満を持っている人たちに対して反社会的価値基準を提供する

です

反社会的な価値基準というのは、そのような内容の方が社会に不満を持っている人たちに響くからです。

どの新興宗教も最初は反社会的な行動から大きくなっていきました。

かのキリスト教も、安息日に労働をするのは禁止するという当時の社会ルールを無視し、安息日に病人の治療を行っていました。

しかし、現代では休みの日だからといって病人を放置するということはしません。

このように現状の不満を発散させるような教えを考えていくことで宗教の教えは広まっていきます。

 

2-3.正当化

自分たちが行う行動に対してある程度の論理的な理由が必要になります。

宗教の構造としては、論理的な教えが根幹にあります。

しかし、その論理的な教えは前提条件をクリアしなければなかなか一般の人にはわからないです。

前提条件というのは、輪廻転生とか、血統とかです。それらを受け入れている人が教えの内容を飲み込むことができます。

この正当化するということは一度教えを作ってしまえばどうとでもできるのでそこまで気にする必要はありません。

 というのも、ワイドショーなどで有識者などが議論している内容から引っ張ってくれば良いからです。

2−4.一般受けを狙う

子供でもわかるようなわかりやすい内容やグッズ、偶像を作ることで教えをあまり理解していない浅い層をゲットすることが可能になります。

キリスト教の十字架や仏さんなど何か崇めるものがあると人間はそれに縋りたくなります。

信者の数を増やす上で重要な部分です。

 

3. 信者の見つけ方

信者をみつける上で重要な3つのポイントがあります。それは、親族、弱者、金持ちです。

まず、親族に関してですが、親族は味方につけるか縁を切るかの2択になります。

宗教をやると言ったら大抵の親族は反対するでしょうが味方についてくれる場合もあります。後々のことを考えると一番最初に親族には伝えておくべきです。

次に、弱者ですが、宗教はそもそも社会に不満を持っている人を救うための団体です。

例えば、ブラック企業で働きすぎていて過労死寸前の人がいたとします。その人に対して、会社で働くだけが人生ではないという新たな価値基準を提供したとすると、その人は救われるかもしれません。このように何かに困っている人は宗教にハマる確率は高くなります。

最後に、お金持ちですが、これまでの歴史上も数多くのお金持ちが宗教にお金を寄付してきました。この人たちの考えとしては、死を間近に感じた時に自分の徳を積んで天国に行きたいと考え、お金を宗教に寄付したいという考えです。こういう考えを持つおお金持ちが一定数いると思われるので、お金持ちも候補の一つとなります。

 

4. 信者の操り方

これは宗教に限らず、様々な場面で人を従わせる上で知らず知らず使っている方法になります。

 

4−1.恐怖で縛る

人間は恐怖によって、簡単に信じ込ませることが可能になります。例えば、エコです。地球に優しく生きるために、みんなゴミを分別したり、エアコンの温度をあげたりしています。これも地球がどんどん温暖化して地球にすめなくなるという恐怖を植え付け従わせています。

現代のパワーワードは科学的に証明されているです。これを言えばどんなに胡散臭い実験であってもある程度の人は納得します。恐怖とは別の話かもしれませんが、科学的に証明されていることと恐怖を人に植え付けることでその後の話を相手に信じ込ませることが可能になります。

 

4−2.規則を設ける

規則を設けることで信者の獲得がしづらくなっているかもしれませんが、信者の維持には強い力を発揮します。例えば、豚肉を禁止するという教義があったとすると、それを守っている信者は自分がこれをすることによって救われていると実感しやすくなります。また、豚肉を食べる一般の人と関わりづらくなることで宗教のコミュニティから出づらくなります。よって、信者が外部に出ていくことが難しくなり維持することが可能になります。

 

4−3.イベントで囲う

定期的なイベントを開催することで、信者同士の繋がりや連帯感を高めます。この時に、信者に大変な準備をさせることが大事です。大変な準備をすることによって、イベントの重要性を感じたりメンバー同士の親睦や一体感が生まれます。コミュニティ内にいると楽しいと思わせることができたらその人はもう完全に宗教にハマっています。

 

5.まとめ

みなさんいかがでしたでしょうか。宗教は日本においてはあまり良いイメージではないですが、1コミュニティと考えれば怪しいものではないことがわかります。大学の飲みサーも宗教といえば宗教です。飲みは楽しいという前提条件のもと人を集め、サークルの掟のようなものを作ります。そして、飲めないやつやノリの悪いやつは排除するというような処置をし、メンバーに恐怖を与え大きなイベントを開くことでメンバーの一体感を高めています。もちろん、元々飲むことが楽しいということで集まっている集団ですが、その先にビジネスの形を取ることも可能になります。

今回の内容はあくまで宗教を作る流れを示した物であって、そこに人のためであったり、有益なものを提供するという物がなければただの悪になります。

今回、みなさんに理解して欲しいことはこういった手法を用いて悪を働く人たちがいるのでそこを見分ける力を見につけることです。

皆さんの人生に参考になれば幸いです。