【もしアドラーが上司だったら】嫌われる勇気より面白い本
みなさん。こんにちは
思想家Tです。
みなさんはアドラーという心理学者をご存知ですか?
様々な心理学の本を出していて中で嫌われる勇気という本が人々に大きな影響を与えています。
本日紹介する本を読む前に嫌われる勇気の方も読んでみるといいかもしれません。
そのアドラーが上司だったらという本なのですが、とても実用性があり有益な情報が得られること間違い無いです。
それでは早速紹介していきます。
1.やりたい仕事だけやる方法
あなたは、今の仕事を本当にやりたいと思っていますか?
大抵の方は、「本当はやりたくないのにな」って思っているかもしれません。
しかし、アドラー心理学的観点から言うとあなたは今の仕事をやりたくてやっているのです。
みんな何しかしら今の状況を変えるだけの絶望的状況ではないから今の仕事を続けざるを得ないのです。
本当に心からやりたくなければやめています。しかし、何かしらの形で今の仕事に対してやりがいを感じており、転職するのがめんどくさいというマイナスな理由かもしれませんが、今の仕事を続ける理由があるはずです。
アドラー心理学ではこれを自己決定性と呼びます。自分の人生、他人や環境のせいにして言い訳をすることは人生の嘘と言います。
例えば、飲み会に誘われたとしていきたいんだけどいけないというのは、飲み会より優先することがあるからです。本当に行きたいなら予定をキャンセルしてでも行くはずです。
このように全てを自分が決定しているからこそ、自分で人生を決めていくことができる、変えていくことができるというプラスな発想になります。
2.人間としての価値の決め方
人間の価値をみなさんは何で図っていますか?
大抵は、社会で成功しているとか、年収とかになると思います。
ここでは、このことを機能価値と言います。
一方で、あなたが存在していること自体に価値があると考えることを存在価値と言います。
人間は、存在価値の上に機能価値があることを理解しなければなりません。
自分は仕事ができないから人間として存在価値がないのではなく、存在価値は誰しもある物です。もちろん、仕事上では機能価値のみで判断せざるを得ないこともありますが、そもそもの人間としての価値は存在価値と機能価値の総和であることを忘れてはいけません。
3.本物のポジティブになる方法
これは、よく言われているポジティブシンキングとは少し異なります。
例えば、遅刻したことに対して「遅刻したけどしょうがない。昨日は徹夜して頑張ったし次は遅刻しないようにすればいい」と考えるのは間違っています。
これは、遅刻したという自分の行動に対して目を背けています。
一方で、この本が推奨する考え方としては「遅刻したことはよくなかったが、そのまま寝続けることなく、怒られることを恐れずに会社に行ったことは褒めるべきことだ」という考え方です。
悪い部分は反省するが、良い他の部分に目をむけ、完全に自分を否定しないことが重要になります。
人は勇気を持った行動をすれば、有益な結果を産むという考えが根底にあるのですが、自分の勇気を認めてあげることが重要です。
4.勇気がある人になる方法
勇気がある状態とは、自分には価値があると思えている状態です。
この状態になるには、方法は1つです。
それは人に勇気を与えることです。
これは、人に勇気を与えることによって、その人は自分に価値があると思えるようになります。その状態を見て自分も勇気を得られるのです。
一方、人を貶めようとする行動は勇気を失う行動になります。これは、人を貶めることでしか自我を保てない自分に気づくからです。人を蔑んでいる人は知らず知らずのうちに自分の勇気も失わせていることに気づかなければなりません。
5.人間関係の奥義
人間関係で重要なことは課題の分離です。
課題の分離と言われてもよくわからないと思いますので、例をあげますと、
電車でお年寄りに席を譲ろうと考えたとします。
ここで、自分の課題は席を譲ることです。
一方で、席を譲られたお年寄りがそれをどう感じるかはお年寄りの課題です。
要は、自己の課題と他者の課題を分離して考えよう。他人がどう感じるか気にしていたら行動できないよということです。
極端にいえば、自分が良いと思ったことは他者がどう感じようとやり遂げれば良い。ということです。
なかなか、難しい考えかもしれませんが、この考えができれば人間関係で悩みにくくなると思います。
6.まとめ
このような、心理学的考え方は多くの人を救います。
自分にはそもそも存在価値があるということを、普段の生活でなかなか感じることはできませんが、日頃からそのような考え方を持つことで少しづつ自分の行動にも変化が出ていくでしょう。
自分を受け入れること自己受容の精神を身につけることから始めてみてはいかがでしょうか。
それではまた。